{高機能暗号・秘密計算ゲートウェイ(秘密計算×データベース、秘密計算×AI)}
世界発信コンペティションとは ?
東京都が主催する世界発信コンペティションは、都内中小企業を対象に、革新的で将来性のある製品・技術・サービス等を表彰、国内外に発信することで、優れた製品やサービスの開発や販路開拓を促進し、中長期的なビジネスチャンスの創出を目的とするイベントです。製品・技術(ベンチャー技術)部門、サービス部門で構成され、EAGLYSの「Data Armor Gate」は、製品・技術(ベンチャー技術)部門にて創造性、技術的完成度、成長性等の審査を経て、世界発信コンペティション東京都ベンチャー技術奨励賞を受賞いたしました。
高機能暗号・秘密計算ゲートウェイ「Data Armor Gate」とは
EAGLYSの「Data Armor® Gate」は、データを常時暗号化したまま集積・検索・集計・機械学習を可能とするプロキシ型ソフトウェアシリーズです 。アドオン形式で導入できるため、既存のデータベース環境や機械学習モデルを活かして、セキュアなデータ・AI分析環境を実現することができます。データベース向けの「DataArmor GATE DB(データアーマ ゲート ディービー)」、機械学習などが行える「Data Armor GATE AI(データアーマゲート エーアイ)」が、今回の受賞対象となっています。
「Data Armor® Gate」の特徴
<DataArmor Gateの特長> データベース(DB)やAIのセキュリティを大きく向上するソフトウェア・ソリューション。 =利便性= 秘密計算を知らなくても、簡単にアドオン形式で導入できる高いユーザビリティ =拡張性= 柔軟かつスケーラブルなシステム設計・構成が可能となる、ゲートウェイデザイン =機能性= データベースの中身や問合せ(クエリ)内容、AIへ入力データ、パラメータ等を常時暗号化したまま、DB・AIの処理・運用を実現 |
近年、IoT・AIの普及やデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進、5Gサービス開始等の背景から、データ活用・連携ニーズが急速に高まっています。一方で、情報漏えい事故は後を絶たず、クラウド利用やリモートワーク化に起因するゼロトラスト社会への流れもあり、データセキュリティはあらゆる組織にとって今まで以上に重要な課題となっています。データセキュリティを高める有効な手段の一つが、データの暗号化です。
秘密計算と従来の暗号の特徴
秘密計算は、データを暗号化したまま復号することなく任意のデータ処理ができる新しい暗号技術の総称です。データを秘匿した状態で活用できることから、データ利活用社会における重要インフラ技術として大変注目をされています。
従来の暗号化技術は、保護できる範囲がデータの「通信時」と「保管時」のみであり、活用時(データ処理時)には常に復号して一度生データに戻す必要がありました。そのため、暗号化されていない「活用時」のデータに情報漏洩の危険性があり、クラウド上での機密データ・AI活用や、他組織とのデータ共有などを行う場合には、セキュリティ上の理由からデータ・AIの活用方法を制限せざるをえないケースもありました。
一方、秘密計算では、「通信時」、「保管時」、「活用時」すべてのプロセスでデータを暗号化したまま処理ができるため、ネットワークセキュリティ等の境界防御に依存した従来の対策ではなく、「データそのもの」を守るというアプローチで、利便性とセキュリティを両立したデータ活用を実現することができます。
ゼロトラスト時代のデータセキュリティ、それを実現する基盤技術が秘密計算です。EAGLYSは、秘密計算の研究開発および社会実装を通じて、「あらゆるデータを安全に活用できる社会の実現」に取り組んでいます。
製品名 | DataArmor Gate DB(最新バージョン2.3) |
ソフトウェア提供形態 | Dockerイメージ |
対応データベース | MySQL 5.7以降、Microsoft SQL Server 2017、PostgreSQL 11.5、Oracle 19.0c |
ユーザインタフェース | API、Webインタフェース(ブラウザアクセス) |
最低動作環境 | CPU:2コア以上のプロセッサ メモリ:4GB以上 ディスク:10GB以上 |
ライセンス体系 | サブスクリプション型年間ライセンス(オープン価格) |
DataArmor Gate DB 製品サイト
https://eaglys.co.jp/solution/gate-db/
DataArmor Gate AI 製品サイト
https://eaglys.co.jp/solution/gate-ai/