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EAGLYSと椿本チエイン資本業務提携を強化!世界最高レベルの「AI画像認識技術」の事業展開を加速

EAGLYS株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:今林広樹、以下EAGLYS)と、株式会社椿本チエイン(本社:大阪市北区、代表取締役社長:木村隆利、以下椿本チエイン)は、オープンイノベーションにより開発した「AI画像認識技術」の実用化に取り組んでいます。今回、椿本チエインはEAGLYSの第三者割当増資を引き受け、2021年2月の出資に続く追加資本提携を実施しました。両社の技術・知見を結集し、物流変革に向けた「AI画像認識技術」のアップグレード、販売を加速していきます。

提携強化の内容

①「AI画像認識技術」の実用化
これまでの開発成果である「AI画像認識技術」のさらなるアップグレード、産業分野への実用化、製品搭載・販売による浸透を目指します。

  • 椿本チエインは、蓄積してきたマテリアルハンドリング等の製品開発力・技術・運用ノウハウを生かし、物流領域のさらなる効率化に向けて、省人化、無人化ソリューションを提供しています。物流現場の変革に向けて、「AIてむ鑑定士®」を起点としたソリューション展開を行うとともに、EAGLYSのセキュア運用技術を活用し、物流現場でのデータ活用も進めます。
  • EAGLYSは、AI解析技術およびAI・セキュア運用技術を生かし、「AI画像認識技術」のさらなるアップグレード、データ基盤・AI運用システムの構築と「AIてむ鑑定士®」(あいてむかんていし、次ページ参照)との連携による事業展開を、より強固な協業体制で支援していきます。


② AI・秘密計算・暗号技術に関する研究開発の強化
EAGLYSは、AI技術(画像解析、ジェネレーティブAI、OCR等)、AI運用技術(MLOps)や秘密計算・暗号化によるセキュア運用技術(DataOps)、および秘密計算によるセキュアデータ活用基盤、の研究開発をしています。これら技術の応用研究により、①よりロバストな「AI画像認識技術」の確立、②インダストリー・物流各社をまたいだ秘匿データの収集機能の具備、③それによるAI学習データの強化、に貢献していく予定です。

これまでの開発成果
両社は、2020年3月に発表した、物流センターの無人化を担う世界最高レベルの高速・高精度「AI画像認識技術」の実用化に向け、「AI画像認識技術」の向上ならびに物流現場改革に活用できるパッケージ「AIてむ鑑定士®」の開発を進めてきました。

① 物流現場で使える最先端の「AI画像認識技術」を開発
物流現場の各課題を解決するため、技術開発を重ね、「AI画像認識技術」の実用化を進めてきました。従来からの技術的な強みである「高速・高精度」に加えて、物流現場のAI運用に必要な機能として、多品種商品の同時認識、精度品質の維持、学習データ不足に対する精度向上など、さらなる強みの差別化を実現しました。認識可能なアイテム数は、今後、数万点規模の取り扱いが可能になる見込みです。

 

物流現場の課題 開発した機能
物流ライン上のアイテム数(種類)が大量 1,000種類を大幅に超える判定可能アイテム数に対応
複数種類アイテムの瞬時な認識が求められる 高速・同時認識を可能にする設計
複数種類かつ同時認識でも、高い正解率を維持 認識正解率99.99%の維持が可能なAIモデル
AI学習画像の収集が困難・時間がかかる 3Dモデルによるデータの自動構築・学習を実現

② 物流現場改革へのパッケージ「AIてむ鑑定士®」の開発
物流領域での事業展開をねらいに、椿本チエインの仕分け装置向けに「カメラ撮像機能を備えた筐体型AI画像認識装置」をパッケージ化した「AIてむ鑑定士®」を開発。高速・高精度画像認識技術搭載により、これまでの画像処理では難しかった課題解決により、「省人化・無人化」「人手不足解消」「労働時間短縮」の実現に貢献します。

今回の追加出資に関する両社コメント

株式会社椿本チエイン マテハン事業部長 吉村信彦
当社の主要ターゲットである物流業界では、2024年問題、Eコマースによる市場拡大などにより、省人化・無人化設備の導入による生産性向上が課題となっています。それらの課題解決に向け、優れたAIアルゴリズム設計・解析技術を持つEAGLYS社と協業し、対象商品の形状・色・模様等を高速・高精度で画像認識する「AI画像認識技術」を開発し、23年度中の実用化を進めています。これらの活動の中、EAGLYS社の目指す姿と当社のビジョンである「社会課題の解決」への強い思いが一致し、今回の投資を決意しました。同社のコア技術である秘密計算・通信技術は、AIを起点としたデータ取り扱いや、今後の成長分野への適用、および当社のマテハン事業以外のビジネスでも活用でき、共に成長できることを期待しています。

EAGLYS株式会社 代表取締役社長 今林広樹
この度、椿本チエイン様から追加出資をいただけたことを大変うれしく、「AI画像認識技術」の技術テーマおよび事業化に向けた大きな挑戦の機会をいただけたことに感謝申し上げます。これまでの商品認識や人手検品などの業界常識を破壊的に変革する可能性を秘めた取り組みであり、物流変革に向けた協業・オープンイノベーションの取り組みが加速することを幸いに感じております。EAGLYSとしても業界変革となるような大きな挑戦をご一緒する中で、ロバストなAIアルゴリズム/AI運用システムの構築や、秘密計算を中心とした暗号化・セキュア運用技術によって大きなインダストリーデータを支える基盤づくりに貢献していきたいと思います。

■株式会社椿本チエインについて

創  業 : 1917年1月
本  社 : 大阪市北区中之島3-3-3 中之島三井ビルディング
代表者  : 代表取締役社長 木村隆利

事業内容: 1917年にチェーンメーカーとして創業以来、搬送システム、モビリティ、モーションコントロールへと事業を拡大。「動かす」ことに関わるモノづくり企業として、多種多様な機械部品、自動車部品から、それらを組み合わせた自動化システムまでを手掛けています。世界シェアナンバーワンの産業用チェーン、自動車エンジン用タイミングチェーンシステムに代表される技術力、幅広い業界の課題解決に応えるソリューション提供力、世界26の国・地域でのグローバル展開が当社の強みです。 

https://www.tsubakimoto.jp/

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