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EAGLYS、JR東日本と協業開始

 EAGLYS(イーグリス)株式会社(代表取締役社長:今林 広樹、以下「EAGLYS」)は、東日本旅客鉄道株式会社(代表取締役社長:深澤 祐二、以下「JR東日本)とJR東日本スタートアップ株式会社(代表取締役社長:柴田 祐)が協業によるビジネス創造活動を進める「JR東日本スタートアッププログラム2020」で、242件の提案の中から年度内にテストマーケティングを行う採択企業として選抜されました。

JR東日本スタートアッププログラムとは


 JR東日本グループ事業の経営資源や情報資産等を活用した協業提案を、起業10年以内の自社サービスを持つ事業者を対象に募るプログラムです。本年採択された各社提案は、年度内にテストマーケティングを行うことが予定され、2020年11月26日(木)に開催されるDEMO DAY(発表会)でその提案・協業内容等が発表されます。

*JR東日本スタートアッププログラム(https://jrestartup.co.jp/program/

ゼロトラスト時代のインフラ技術「秘密計算」

 秘密計算技術は、暗号化による保護範囲を「通信時」と「保管時」から「(メモリ上の)データ処理時」まで広げることで、暗号化したデータを活用する際に復号することなく、常に暗号化した状態でのデータ処理を可能とする新しい暗号技術の総称です。クラウド上での機微データの分析やAI運用、ビックデータ活用に伴うデータ連携時、信頼性の低いネットワーク使用時など、今後のデータ利活用社会における重要なインフラ技術として世界的に注目をされています。EAGLYSが独自技術を有する秘密計算技術は、性能向上の研究開発、データベース検索・分析やAIへの応用技術、また製品としてのユーザビリティ追求の面において強みをもっています。

「秘密計算 × パーソナルデータ」で新たなデータビジネス機会の創出へ


 本協業において、EAGLYSはJR東日本のMaaS・Suica推進本部と協調し、秘密計算技術を用いたパーソナルデータの新たなビジネス機会の創出に取り組んでいきます。よりセキュリティ強度の高いデータ分析基盤を構築することで、セキュリティやプライバシーを担保した様々な箇所におけるデータ活用の検証を行います。従来のプライバシー保護技術の一つである匿名加工による課題(加工作業コスト、データの質の低下、等)の解決やプライバシー保護AI解析などへの展開も見据えています。

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