FEATURES 秘密計算プロフェッショナルサービスとは

秘密計算プロフェショナルサービスは、お客様のビジネスニーズに合わせた秘密計算(Confidential Computing)の実装、運用、トレーニングなど総合的に支援するソリューションです。保存時や転送時に加え、処理中のデータも暗号状態で扱う秘密計算で、データプライバシーやサイバーセキュリティを強化し、お客様のビジネスに新たな価値を創出します。
FEATURES 秘密計算技術
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準同型暗号
データを暗号化したまま演算処理を行う技術。データを復号せずに分析や計算を行うことで、データの機密性を確保しつつ有用な情報を抽出できます。例えばクラウドでのセキュア な処理や、複数組織間での機密データ分析など、従来は困難だったデータ処理が実現可能です。当社の準同型暗号プロダクトDataArmorシリーズや各種秘密計算 OSS を使い、サービス提供します。
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連合学習
複数の参加者がデータを共有せずに、協力してAIモデルを学習できる手法です。各参加者が自身のデータをローカルのモデルで学習して、その結果だけを中央サーバーで共有し、学習結果を統合します。プライバシーを保護しつつ、大規模かつ多様なデータセットを活用したモデルの学習が可能な連合学習は、医療や金融といったデータ共有が難しい状況下で有効です。
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TEE(Trusted Execution Environment)
ハードウェアレベルで保護された、安全な実行環境を提供する技術です。メインのOSや、ほかのアプリケーションから隔離された領域で、機密データの処理や重要な計算を行います。データの機密性と完全性が保証され、不正アクセスや改ざんを防ぐことが可能です。クラウド環境においても、高度なセキュリティを確保しつつ、機密データの処理や秘密計算を実行できます。
FEATURES 導入事例
量子乱数を利用した暗号鍵発行時の秘匿化
三井物産 × Quantinuum × EAGLYS の共同プロジェクトにて、量子コンピューターと準同型暗号、TEE を活用した「量子コンピュータ耐性AI プラットフォーム」を構築した事例。TEE 内で量子乱数を用いた準同型暗号の鍵生成を行うことで、サービサーからも技術的に秘匿された状態で暗号鍵の生成を実現した事例。
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AI分析サービスにおける入力情報の秘匿化
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