ABOUT THE PRODUCT DataArmor GATE AIとは
「DataArmor® Gate AI」はデータの入出力やAIモデルのプロセスを暗号状態で処理することを可能とした秘密計算ミドルウェアです。クラウドを介したAI活用時のセキュリティ対策やAIモデルのリコンパイル対策などAIを利用した様々なサービスへの活用が可能です。
クラウド上でのセキュアなAI活用を実現
秘密計算を用いることで、これまでオンプレミス環境で行っていたAI解析の作業をクラウド上でセキュアにおこなえるようになります。クラウド上でAI解析を実施することで、計算速度や効率を上げるだけでなく、スマートシティやスマートファクトリー等のコンセプトを実現することができます。
例えば、複数のデータを連携する際、データの秘匿性とセキュリティを担保しながらそれぞれのサービスの活用やサービス向上のための分析に生かすことができるため、複数の製造工場の生産・品質管理のリモート環境での実施や、プライバシー性の高い医療データのAI診断を全国どこにいても利用することができるようになります。
一般的なモデルだけでなく、個社独自の開発モデルも秘密計算で守りながら活用
DataArmor GateAIでは、回帰モデル(線形回帰・ロジスティック回帰)、ニューラルネット、決定木、ランダムフォレストといった一般的な機械学習モデルだけでなく、個社で独自に開発しているデータ解析モデルも利用いただけます。医療分野における臨床診断を補助するAI解析サービスのアルゴリズムを秘匿化したままの提供や、製造分野における工場間をまだいだ生産管理モデルの推進等、様々な業界の課題解決に貢献しています。
インストール作業と設定だけで簡単に導入。
マルチクラウドにも対応可能
DataArmor Gate AIはクラウド上でのセキュアなAI活用を可能にしたAI向けゲートウェイ型秘密計算ソフトウェアです。AI運用担当者によるインストール作業によってすぐ利用でき、既存のセキュリティポリシーやシステム環境に合わせて柔軟に導入できます。
また、クラウドプラットフォームやサーバーに依存せず、マルチクラウド間でのデータ利活用にも使用いただけるため、秘匿状態でのAI解析を応用した社外とのデータ利活用やコラボレートフェーズへのスムーズな移行に利用いただけます。
さらに『GATE AI』について知る
REASON DataArmor GATE AIが選ばれる理由
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独自の研究開発により秘密計算の高速化とAI適用の両立を実現した
最先端のソフトウェアDataArmorGateAIの採用する秘密計算手法「準同型暗号」方式は、セキュリティ強度が高い点、機械学習等の複雑な処理も暗号化したまま実施できる点が特徴ですが、複雑な暗号処理をおこなう分、他方式に比べ「計算速度が劣る」といわれてきました。イーグリスは各種国際学会で採択された研究成果をもとに実証実験を重ね、複雑な暗号処理をおこなう秘密計算の課題「計算速度」を解決しました。さらにAIや機械学習に最適化することで高速化したままの秘密計算技術をDataArmorGateAIへ搭載し、商品化しています。秘密計算可能なAI向けパッケージ製品としては、国内のみならず国際的にも業界に先駆けて提供しています。
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秘密計算技術を商用利用・社会実装している
トップランナーとしての実績イーグリスは、近年注目の高まる秘密計算を提供する企業群において、他社に先駆けAIの秘密計算利用を成功させています。国際的にも秘密計算のライブラリ提供や試験段階の製品は存在しますが、いずれもPoCフェーズにおける課題の特定や課題解決策のトライアンドエラーを繰り返している段階にあります。
イーグリスはセキュリティ・プライバシーレベルの高い医療データをクラウド上に移行し、AIによる解析を通して臨床診断に生かすサービスへの実装や、複数の製造工業での機密データをクラウド上で秘匿化しながら共有し、有効な解析結果だけを取得する取り組み等、秘密計算技術の社会実装をトップランナーとして推進しています。
Q&A よくある質問
暗号化による個人情報の法的な扱いはどうなるのでしょうか。
暗号化しても個人情報保護法的には個人情報に該当し、匿名加工情報と同じ扱いにはなりません。結果、第三者提供には本人同意やオプトアウトが前提となり、法の制約は変わりません。
処理できる機械学習モデルには何がありますか。
現状は、回帰モデル(線形回帰・ロジスティック回帰)、ニューラルネット、畳み込みニューラルネットワーク・LSTM、決定木、ランダムフォレスト、BOOSTING(XGBoost・LightGBM)です。その他も順次対応予定です。
DataArmorを想定していないAIモデルを使えますか。
カスタマイズの可能性がありますが、技術的には可能です。個別にお問い合わせください。
使うアルゴリズムが増えた場合どうなりますか。
個別見積とさせていただいております。
導入時にアプリケーションの変更は必要ですか。
REST APIに対応していない場合は変更が必要となります。