アルケミスタは、2022年11月に開発をスタートし(※1)、大塚化学株式会社(※2)をはじめとする多くのお客様のご意見を取り入れ、この度正式リリースいたしました。正式リリース版では下記3つの主力機能を実装しています。
■秘密計算による安全な企業間データ連携ならびに企業間AI生成
秘密計算を利用し、自社ならびに他社のデータを暗号化した状態のまま計算することを可能とします。これにより、従来自社のみのデータで実施していたマテリアルズ・インフォマティクス(以下、MIと表記)に比べ高い精度での予測が可能となります。
■隠しつつも見せる機能で化学品開発の『すり合わせ』を支援
企業間データで生成したAIモデルを活用することでデータに基づくインサイトを得ることを可能とします。また、他社データを加味した自社データの影響度を、詳細データは隠しつつもグラフィカルに表示。従来の口頭でのすり合わせにデータでの表現を加える事で、双方のすり合わせコミュニケーションの加速を実現しています。
■開発現場の方の声をGUIに反映
従来のMIソリューションは、MIやデータ専門家でないと扱いづらい表現が多く、開発現場の方では使いづらいとの声が多く見受けられました。アルケミスタは、使いやすいGUI、専門用語のガイダンスなど、開発現場の方の使いやすさを意識した機能を実装しています。
利用料金は、年間5,000,000円(税抜)~となっており、クラウドの利用量によって可変します。
2024年中に、お客様からの要望が多い 『複数社間でのデータ連携』 『ガウス過程回帰などのAIアルゴリズム追加』 といった大型の機能アップデートを予定しております。
※1.アルケミスタ開発ニュースリリース
https://eaglys.co.jp/resource/news/press-release/20221101
※2.大塚化学株式会社とのニュースリリース、事例記事
https://eaglys.co.jp/resource/news/press-release/20230802
https://eaglys.co.jp/resource-library/document_case_alchemista
EAGLYSの秘密計算技術を利用し、物性・配合・評価データといった機密情報を秘匿したまま企業間データ連携MIを実現する次世代マテリアルズ・インフォマティクスソリューションです。
サービス紹介ページ:https://eaglys.co.jp/solution/alchemista/