EAGLYS株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 今林 広樹、以下「EAGLYS」)とクラウド録画サービスシェアNo.1(※1)のセーフィー株式会社(代表取締役社長CEO 佐渡島 隆平、以下「セーフィー」)は、株式会社エー・ピーホールディングス(東京都豊島区:代表取締役 社長執行役員 CEO 米山 久、以下「エー・ピーホールディングス」)の協力のもと、飲食店での省人化に寄与すべく「宮崎県日南市 塚田農場 水戸駅北口店」で実証実験を実施しました。
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置等が解除され、徐々にアフターコロナの波が訪れる中、一時は昨今のコロナ禍において休業や営業時間短縮を行った飲食店では、営業再開後の人手不足の割合も上昇(※2)しています。今後は、十分な働き手を確保できていないことで、サービス提供時に接客を従来通り行えないという悩みも発生している状況です。
これまで飲食店でのオペレーション改善に寄与してきたセーフィーは、国内外に200店舗以上の飲食店を展開しているエー・ピーホールディングスの「宮崎県日南市 塚田農場 水戸駅北口店」にて、料理の品質チェックの省人化と料理そのものの品質向上を実現するための実証実験を実施しました。エー・ピーホールディングスでは各地の生産者と直結した「高品質・高鮮度・低価格」な食材を店舗にて提供することを心がけています。一方、同店では、混雑時でも提供する料理の品質をスタッフの目視で確認していました。今回、EAGLYSが提供するAI画像解析システムで代替することで、スタッフがより高いサービス提供に注力できると考えました。
【1】料理の提供フローにおける状況を可視化、改善ポイントを把握
【2】提供フローの状況を遠隔からリアルタイムに確認・指示出しが可能に
【3】混雑時における料理の提供状況や盛り付け方を「第三の目」で把握
■セーフィーが提唱する「現場DX」のロードマップ
セーフィーでは図の5つのステップを提唱しています。防犯などの目的で導入済みのカメラをクラウドカメラに置き換えることで、現場の「見える化」から「データ活用」までの全体像を描いています。今回の取り組みでは、STEP1、STEP2、STEP4を実現しています。
(※1)テクノ・システム・リサーチ社調べ「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査」より、エンジン別カメラ登録台数ベースのシェア(47.5%)
(※2)帝国データバンク:人手不足に対する企業の動向調査(2022年4月)
https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p220509.pdf
(※3)飲食店のキッチンとホールの間にある、厨房で調理された料理が上がってくる場所
(※4)コンピューターの画面に表示されている内容を画像ファイルとして保存したもの
■宮崎県日南市 塚田農場 水戸駅北口店 料理長 小林 潤さまコメント
これまでは、お客様の入店が重なったときの料理の品質管理を改善すべきと考えていたため、その際にオペレーションで改善できるポイントがないかを把握すべく、店内にカメラを設置するところからスタートしました。料理長不在の現場を遠隔で確認・指示出しできることで、オペレーションのカリキュラムの見直しに取り組めました。
今後は、現状月1、2回の臨店業務、もしくは電話で直接やり取りをしている関東エリア以外で運営している店舗にもセーフィーのカメラを設置することによって、スタッフの日々の業務進捗を把握・タスク量の調整を行うことができると期待しています。映像データを活用することで、接客の振り返りによるスタッフの接客指導を客観的に行えるため、お客様にご満足いただけるようなより手厚い接客を提供できると考えています。
■今後の展開
今回、セーフィーが提供する解析プラットフォームにてEAGLYSの高精度・超高速のAI画像解析技術を採用し、映像AI技術を「第三の目」として活用することで、人手を介さずに料理の盛りつけ状況や調理後の経過時間を瞬時に把握、料理の品質を保つ取り組みを実施できました。
今後とも、より多くの飲食業全体の労働力減少に対応すべく、各店舗でのサービス向上やオペレーション改善を支援していけるよう、各開発パートナーとの新たなソリューション提案とサービスの高精度化を目指してまいります。
■ クラウド録画サービス「Safie(セーフィー)」とは
Safieはカメラとインターネットをつなぐだけで、いつでもどこでも映像を確認できるクラウド録画サービスシェアNo.1のサービスです。 「映像から未来をつくる」というビジョンのもと、人々の意思決定に映像をお役立ていただける未来を創造し、企業から個人まで誰もが手軽に利用できる映像プラットフォームを目指しています。
我々は「映像データであらゆる産業の”現場”をDXする」というビジネスコンセプトを掲げ、小売り、土木・建設、製造、医療などのあらゆる現場のDXを率先して推進しています。
セーフィーはデータガバナンスに関する取り組みを下記指針に遵守し啓発活動を行っております。
・データガバナンスに関する取り組み
https://safie.co.jp/csr/advisoryboard/
・データ憲章(2022年4月1日発行)
https://bucket.safie.link/pdf/csr/advisoryboard/safie_data_charter_JP.pdf
【セーフィー株式会社】
所在地 :東京都品川区西五反田1-5-1 A-PLACE五反田駅前
設立 :2014年10月
代表者 :佐渡島 隆平
事業内容:クラウド録画・映像管理プラットフォーム『Safie(セーフィー)』の運営
URL :https://safie.co.jp/
【EAGLYS(イーグリス)株式会社】
所在地 :東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目27-3 やまとビル7F
設立 :2016年12月
代表者 :代表取締役社長 今林広樹
事業内容:秘密計算技術を軸としたデータセキュリティ/データ利活用支援/AI設計・開発事業
URL :https://www.eaglys.co.jp
【本件に関するお問い合わせ先】
EAGLYS株式会社
マーケティング/PR 広報担当 太田・志村
TEL:03-6276-0345
E-mail:pr@eaglys.co.jp