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実験データプラットフォームALCHEMISTA Labs β版をリリース Excel実験データの探索、AI構造化でMIを加速

作成者: EAGLYS株式会社|Jun 18, 2025 1:00:00 AM

EAGLYS株式会社(イーグリス、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:今林 広樹、以下「EAGLYS」)は、マテリアルズ・インフォマティクス(以下「MI」)活用に向けた実験データの探索、管理、AIデータ構造化を行うことが可能な、実験データプラットフォームEAGLYS ALCHEMISTA Labs(アルケミスタ ラボ、以下「ALCHEMISTA Labs」)のβ版を本日リリースしたことをお知らせいたします。


■背景と市場課題

AIによる材料開発技術であるMI、開発期間を従来比で3050%短縮できる事例も報告されており、アジア諸国や欧米との市場競争が激化する中、MIを利用した開発スピードの向上は企業の競争力そのものとなっています。しかしながら、MIによる分析のもととなる”実験データ”の多くはExcelで記載・保管されており、MIに利用するためには、膨大なExcelデータを "探索" し、MIに適した形に "整形" が必要です。これは非常に手間と時間を要する業務で、MI導入の大きな足枷となっていました。秘密計算による次世代MIを推進するEAGLYSは、多くのお客様のお声から、この問題を解消すべく、ALCHEMISTA Labsを開発いたしました。



ALCHEMISTA Labsとは

ALCHEMISTA Labsは、化学業界で広く使用されているExcelファイルをそのまま活用しながら、EAGLYSの強みの一つである最新のAI技術によって、実験データの探索、管理、AIによるデータ構造化、をワンストップで提供する実験データプラットフォームです。

サービス紹介ページ:https://eaglys.co.jp/solution/alchemistalabs/

 


■主な特長

①Excelデータをそのまま活用可能
・データ取り込み時にExcelの整形加工は不要
・ファイルはそのまま取り込まれ、元の形式を維持したまま保管
・Excel 内のデータ項目、物質名、文章を高速で検索し、実験データの探索を支援

 

②MI向けAIデータ構造化
・複数の実験データを結合してMIデータセットを生成
・「TPA」「テレフタル酸」など、項目の表記ゆれをAIが自動でマージ
・構造化されたデータはCSV形式で出力され、既存MIツールに活用可能

③技術的特徴
・独自のAIデータ構造化技術により、ノーコードかつ直感的な操作でデータ構造化を実現
・化学用語辞典とAIを組み合わせた項目の表記揺れ検知修正


■β版の提供について

β版は、ご利用を希望されるユーザ様向けにご提供いたします。希望される方は、下記お問い合わせ窓口までお問い合わせください。


お問い合わせ先: https://eaglys.co.jp/contact/



■今後の予定

2025年内の正式版リリースを予定しております。また、下記日時にてALCHEMISTA Labsのウェビナーを実施いたします。製品のデモンストレーションも実施いたしますのでご興味ございましたら、ぜひウェビナーにご参加ください。

◾️ウェビナー情報

【日時】 72() 12:00-13:00
【お申し込み】 https://lp.eaglys.co.jp/alchemista-labs-webinar-20250702